プライベート計画
いくら地域に必要とされる医院の院長であってもプライベートの部分の計画はご家族を守る意味でも重要です。当然 経営者として、医院経営のお金と個人のお金は分けて考えるべきですが、ご自身やご家族の幸福を願うためには、やはりプライベート 部分のファイナンシャルプランが必要ではないかと思います。
まず、そこでも現状把握が必要になってきます。プライベートの現状把握で現在の生活費にいくらかかっているのか、金融機関への 返済があった場合、それはいくらなのかいつまでの返済なのかなど。
また、自身の医院の事業計画でどれくらい患者さんが来て、経費もどれくらいで回らないと生活が維持できないか、また生活の見直し を考えないといけないか、事業計画の修正が必要か(全体投資額の変更など)などが検討材料になってきます。
それから、現在のご自身も含めたご家族の年齢や現在の保有資産などを客観的に数字に置き換えていきます。
一例としてはご自身の現在の年齢、家族、親の年齢を表に記入し、1年後、2年後、3年後・・・・とどういう イベントがでてくるか、ご子息の進学であったり、親の相続対策などなど。それを基に計画的にお金の組み立てを考えるのです、現在の 資産、投資、保険、税金など様々なことをベストのタイミングで判断するために、お金に振り回されないためにも計画的にプランを組む ことがよいでしょう。特に相続税対策などは10年くらい長期で考えたほうがいいものから中期、短期と組み方組めるものが変わって きたりするものもあります。特に開業医の先生は税金に悩まされている方が多いような気がしますし、対策をしていないばかりに無駄な ことをやってしまうこともあります。こういった対策は冷静なときに計画的に組むことがご自身の人生にとても最良と思いますので、 医院開業という大きな人生のポイントを機にプライベートの考えられることも大切ではないでしょうか。