父業継承
Q.父業継承を考えています。注意点などありますか?
A.父業継承の場合お父様の理念も継承するのがベストかもしれません。理念という言葉にされていなくとも、患者さんに対する考え方 、医療機器、薬の選択一つとってもお父様の信条が何かあると思います。
私小副川は継承開業を約50件経験しています。
父業継承で一番大切なものはソフトの継承と思います。
それは患者さんの継承のみならず、理念の継承、スタッフの継承(メリット・デメリットあります)、人脈の継承他多岐にわたります。
また、継承される診療所が医療法人か、個人かによって継承の処理段取りが違ってきます。
法人は理事長の交代もありますが、個人の場合今の診療所の廃止届けを出した後でないと開設届けが出せません。
同じ時間・場所で2つの個人診療所が存在することは無いからです。医師会がうまくやってくれる地域もありますが、 上手くやってくれない場合は対策をしていかないと1月間の保険診療報酬がとれなくなるケースもでてきます。
つまり
廃止→開設届け→行政検査→協議会(月1回の)→保険診療開始 のため保険診療を空きなしでやるためには対策が必要になります。