「医院開業戦略コンサルタント小副川」で開業支援したクリニックで、
開業後1年で医療法人にするクリニックが続々誕生しています。
全国開業医約10万クリニック中約3万クリニックが医療法人と言われています。税引き前利益が3000万円を超える場合は医療法人にした方が税務上有利と言われています。そこで一般的に開業後何年後に医療法人になっているクリニックが多いかという話をします。
最近のクリニック新規開業時、医療機械はリースで揃えるところが多く医療機器リースは5年リースが多いため、リース期間が終了するとリース料が1/10のなることがほとんどのため、経費負担が減り利益が今までのリース料金の90%が利益に上乗せされ税負担が急にアップします。そのタイミングで医療法人にされるクリニックが多いと言われています。
医療機器を購入しているクリニックは医療機器が7年償却が多いためか、そのタイミングも多く見受けられます。ですがその医療法人も全開業医院中約3割です。開業して勝ち組と言われているクリニックです。これを医院開業後1年で医療法人申請するということは結果がでているという客観的な証拠です。
またこのような意見もあると思います。
「自分は儲けたいんじゃなくて、いいクリニックを作りたいんだ!」という意見です。
では現実地域の患者さんの認識はどういったクリニックが”いいクリニック”と判断されているのでしょうか?
日本には医療法による厳しい広告規制があります。いいクリニックで医療レベルが高いことをどれだけ地域の患者さんに伝えることができるでしょうか?厳しい現実があります。
そこで現実地域の患者さんは患者さんが多いクリニックを”いいクリニック”と認識しています。
「医学と医療は違う」と言う医療関係者もいます。”いいクリニック”をつくるには、継続的に”いい医療”を提供するためには、”いい経営”が必要になると”医院開業戦略コンサルタント小副川”では考えています。
申し遅れました。私”医院開業戦略コンサルタント小副川”を運営しますOSC小副川(おそえがわ)と申します。
私が医院開業に携わるようになって約20年になります。その間医療業界を取り巻く環境も以前とはぜんぜん変わってきました。今後も医療行政は引き続き厳しいものになってくると感じています。
その中で、将来の開業を考え悩まれているDrと数多く面談して、開業コンサルティングをしてきました。
しかし、クリニックの経営は診療圏という非常に狭い範囲で成り立っています。国はクリニックを潰そうと思っている訳ではなく市場原理に任せる方向だと思っています。地域でNO1になればクリニックの経営はよほどの過大投資や放漫経営でない限り安泰です。
その地域NO1になるために必要なものは何か?
私は一番必要なものは「マーケティング」だと思っています。
さらに上のステージにいくにはマネジメントが必要になりますが、スタッフが10人以下でスタートするクリニックの場合マーケティングの仕組み(マーケティング戦略)が正しく、且つ院長の医療人として・経営者としての想いのモチベーションが高ければ、正しい結果が待っているとコンサルティングの経験上実感しています。
もちろん院長ご自身がそのマーケティングをご理解していただき、実践が伴うことが前提になります。
「行動が変わらなければ、結果は変わりません!!」
そして行動するためには、そのエビデンスがあるのと、ない場合とではまったく違った結果が待っています。入口が正しいと、出口も正しい。入口が間違っていると、出口も間違うと思っています。
クリニックの場合、地域医療のため開業後数年たち地域のイメージが定着してしまうと修正が困難になります。そのため入口が非常に重要と考えています。
また今まで私の180件以上の開業コンサルだけでなく、数多くの他社コンサルティングのクリニック成功事例や失敗事例の分析を数多くやってきました。もともと商業施設のマーケティングをやっていたこともあり、データを分析することが好きな性格でもありました。その後クリニックの開業にのめり込んでいったのは、商業界では20年以上前から使われていた多変量解析のマーケティング手法を診療圏調査に応用できないかという好奇心からの出発でした。
成功しているクリニックも、苦戦しているクリニックも分析してみればあたりまえのことしかおきていません。
昔なら成功していた成功パターンが今は通用しないケースも多々ありますし、その理由もあたりまえの理由がはっきりあります。
開業されるDrは開業前に、開業して成功された院長に話を聞きに行かれることが多いと思いますが、その成功は何年の開業か、地域の状況を数値的などを含めたマーケティングに分析した上でのヒアリングでないと将来の判断をあやまるケースもあります。実際多々見てきました。失敗の理由ももちろん説明できます。成功の理由も説明できます。あたりまえのことしか起きていません。
患者さんのクリニックに行く・満足するという判断はその時代背景や、地域地域での患者さんの経験値によって大きく左右されます。
もちろん普遍的なものもあります。人の部分はアナログですから、ただいろんな医療費の変化、様々なサービス等を患者さんが経験することによって価値基準が変化しているということです。
一方コンサル会社のレベル変化についてはどうでしょうか?
医療業界のマーケティングはコンサルティングの内容が20年前から変わっていない会社が多く、コンサルティング会社のレベルの差が大きくついてきているのを感じます。 それは医療法の厳しい広告規制もあり、ほとんどのマーケティング機能を外注してきたことに原因を発しています。
ほとんどのコンサル会社は診療圏調査についても、ソフト会社のソフト購入のためどこも同じようなレベル。同じ年齢構成別データ、同じ受領率データを掛け合わせる計算式が根拠になっているので変わりようがありません。いろいろなコンサル会社の診療圏調査を見たことがある先生はよくご存じとは思いますが。
またマーケティングで非常に重要なチラシや看板業者、ホームページ業者についても専門業者を紹介するだけという形のコンサルがほとんどです。
そのチラシ業者、看板業者も20年前と同じ仕事のやり方をしている会社がほとんどです。医療専門の会社でも最新のマーケティングのノウハウを持っているわけではなくデザインメインの会社と20年前と同じノウハウです。ホームページ業者については、Drの言う通りに作成しますが、どういった結果が待っているか理解して対応できる会社は本当にごく一部です。こちらもほとんどがデザインメインか営利目的の会社です。
外注のためマーケティング戦略を実行する部分がコンサルではなく、外注会社の実力に委ねられることがほとんどであり、且つそれが個々の専門会社という点で終わっているため開業におけるマーケティング戦略が機能せずに中途半端なレベルで開業されているところが多いのも事実です。もちろん私から見てもこのコンサルタントは天才だなと思える人はいます。それは会社ではなく人で、見えているものが凡人と違うものを感じます。
私は天才ではありませんが、独自テストを数多く重ね、失敗→改善→「実証!」を重ねてきました。
その結果当社の実績で行くと初月の初診患者数は他社医療専門コンサルの2~3倍くらいは効果が出ています。
さらにマーケティングテストで結果が出ているものを改善に改善を重ね磨きをかけています。
そのため開業後2年間は赤字覚悟といわれるクリニックの新規開業で初月から黒字を毎年開業支援全体の50%以上の確率でコンサル出来ています。