中古医療機器
Q.大型器械は新品がよいか、中古がよいか?どちらでしょうか。 新品のエコーも、中古のエコーも保険点数は同じだと考えると値段にもよりますが、中古でよいのではと思います。 これまでの開業された方は、どうだったのかを教えてください。
A.これまでの開業された方は、どうだったのかを教えてください。
平成16年ごろだったと思いますが、医療機器の法律が変わる前までは私も開業にあたっては中古をおすすめしていました。
患者さんにとって医療機器が新品か 中古かということはどうでもよいことですし、新品をいれても最初からそんなに稼動するわけでもありません。以前は中古を最初に導入し 税金を払うようになった時期に入れ替え(減価償却を持つという意味で)が節税効果も望めますとアドバイスをしていました。
しかし法律が変わり中古の医療機器の販売については、メーカーの承諾がないと出せないようになっています。
いちばんやっかいなのは故障した場合、メーカーが絡み中古医療機器の業者が販売したものをメーカーが見ないなどといくことが出てきている ことです。
中古医療機器の販売業者から私の方に開業される先生を紹介してくれという営業も実はあります。
ただほとんどがメーカーの傘下に入ったり しており金額がメーカーにコントロールされあまり安くならない印象があります。
この法律自体も新品が売れなくなってきた為メーカーが国に働き かけ法案を通したといういきさつがあります。
実際数回使い捨てが出来るくらいの金額にならないかと思い、見積を出してもらったのですがあまり安くなりませんでした。
但し、こちらの方も交渉の方法や切り崩しかたの可能性はありますので私のほうでも中古医療機器の見積を一応取ってみます。
中古医療器の実例でいくと数年前の春オープンの戸建の借地型開業支援(相場は億を超えます)を関西でした時、建物は建設会社2社、設計事務所2社のコンペをやりコスト検討を含め建設会社の 設計施工でやることになったのですが、X線以外はすべて私の知り合いの開業医の先生の古い器機を安く譲ってもらい、運転資金1000万を含め 6000万円で収めました。
ポイントは建設コストをたたいたことと、医療機器を開業医の先生からメンテ済みで安く譲ってもらったこと、 調剤薬局を誘致し薬の在庫がない分運転資金を500万円ほど軽くしたことです。
なお、設計施工の会社の信用については、施工実績の クリニックの中にその先生の先輩のクリニックがあり裏をとられ安心されたという経緯はあります。
地域や内容によって先生の希望が実現することが難しいケースもたまにありますので、具体的にはメールでも構いませんので聞いてください。
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よろしくお願いいたします。